【プロローグ】老眼世代がAIで再挑戦!10年前挫折した私がブログを始めた理由

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私は頭の片隅でずーっと思っていることがある。

「不労所得がほしいなぁ…」

誰もが思うんじゃない?

寝ていてもチャリン。コーヒー飲んでいてもチャリン。あわよくば、旅行で温泉に浸かっていたらチャポン、からのチャリンって。いつまでも夢見るおっちゃんだ。

夢は見るけど現実は…

不労所得は夢?妄想?願望?のまま時が過ぎていった。

なかなか具体的な行動には移さないけど、思っているだけでもない。成功本や自己啓発の本を図書館で借りて読みあさっている。ワクワクして読み始めるんだけど読み終わるころにはできない言い訳を探して次の本を借りに行く、その繰り返し。読んだ本の数は学者並みかもしれないけど、身についた知識は本1冊分にもならないだろう。

そんなこんなで時代は平成から令和に変わり、本の文字が見にくくなり、老眼鏡が手放せなくなってきた。

突然の転機? それとも懲りない挑戦?

そんな私にも転機が突然やってくるもんだ(何度目?なんて言わないでね)。

ある日の電車の中。つり革につかまりながらボーっとしていたら、『生成AIを使った副業本』の広告が目に飛び込んできた。

「えっ?生成AI使ったら簡単なの?誰でもできちゃうの?私でも?」

そんな期待がムクムクとわき上がってきた。

早速図書館で予約して読んでみた。

おぉっ‼︎こいつぁスゲーぜ。これだったら簡単にできそうだ。あーして、こーして。これこそ長年探し求めてたヤツだぜィ!大成功して雑誌やテレビが取材に来たらどうしよう。クールに取材拒否かなぁ。だって生成AIで十分稼いでるもんね。

あ、でもなぁ…

いつものことなんだけど、読み進めて行くうちに読んでいるのが苦痛になってくるんだ。飽きてくるのか内容が頭に入ってこなくなる。トシのせい?

そこからお得意の「読み終わって何もしない」モードが発動し、波風立たない日常が戻ってくるのでした。

その本には「読むだけでは何も変わらない。行動することが大事」のようなことが書いてあったのに。うん、うん。わかってる、わかってるけど何もしないんだ。次の本行ってみよ~。

っていつもはなるんだけど、少し生成AIに興味を持ったので、試しにChatGPTと戯れてみようと思った。小さな進歩だねぇ。

何を聞けばいいのかわからなかったから、単刀直入に「AIを使って月10万円くらい稼ぎたい」って聞いてみた。

ChatGPT「いい目標ですね

「AIを使って月10万円稼ぐ」というのは、2025年の今なら十分に現実的です。

ただし「どう稼ぐか」によって難易度・初期投資・スキル要求がかなり違います。

まずはざっくりとAIを活用して10万円/月を目指す代表的な方法を整理します」

てな感じで話は進んでいった。

つかみはよかったのにその後は「SNSを自動化」とか、「AIライティング」とか「スキル販売」とか、「コンテンツ量産」とかぁ、カタカナと英語を交えて、一般教養なのか専門用語なのかわからない必殺技みたいな言葉を押し付けてくる。

もう、何言ってるかわからない。出来るかあぁっ!!

SNSはほとんど利用しないから、インスタグラムに投稿どころか見たこともない。販売するスキルもない。クラウドソーシングは登録したことはあるけどやったことない、放置。やっぱ簡単にはいかないのかなぁ……と、思った瞬間、10年前の自分がひょっこり顔を出した。

10年前の「くたびれ儲け」回顧録

実は昔、ブログでアフィリエイトに挑戦したことがある。

ネットの中でホコリをかぶっているであろう古いブログを開いてみたら、2015年、ちょうど10年前のことだった。

例によって図書館で”簡単!ブログで副収入”とか”アフィリエイトの始め方”みたいな本をたくさん読んだ。「ちょっとやればすぐ稼げるんじゃない?」なんて本に書いてあることを真に受けていた。今よりも単純で行動力があったんだね。

ブログを立ち上げ広告を貼り付け、捕らぬ狸の皮算用をしてみたものの、狸も読者も現れなかった。

「これサイトが悪いんじゃね?」とサイトを変えても成果なし、を5回くらい繰り返した。

最終的な収入は…0円。

閲覧数も仮に読者数=1円と換算してもジュースすら買えないくらいのザマだ。

寝る間を惜しんで記事を書いた。本やネットで見た成功事例をマネた。SEOとかも当時の知識で一応調べた。

結果……ただただ、くたびれただけ。「くたびれ儲け」の実写版だ。基本的に「楽するための苦労は厭わない」タイプの人なんですけどぉ〜、このときのことは苦労が苦痛としてインプットされている。すっかり忘れていた苦い思い出にもならない現実だ。

まあ、そんな簡単にはいかないよね、なんていいトシこいて大人ぶる。

でもね、ふと思った。

「AIを味方につければ、あの頃よりちょっとは賢くやれるかも?」

そんな気持ちがムクムクとわいてきた。

だって、10年前は全部ひとりでやろうとして撃沈したわけでしょ?だけど今回は違う。

「自分の力だけじゃ無理」だった部分を、AIと一緒にやれば、どうにかなるかもしれない。てか、AIに丸投げすれば、アイデア出して乗るだけでいいんじゃない?

そうかそうか、あのブログは、失敗したんじゃなくて、全部ネタとして保存された未来への宝箱だったんだ。

10年後の私が、こうしてAIとタッグを組んで再挑戦するために、しっかり良薬だから口に苦い思い出として残ってくれてたんだよね。現実なんて言ってゴメンね、思い出クン。仮に失敗しても免疫は出来ている。「まあ、いいネタできたわ」くらいで済む。また10年後にとっておこう。

記事のネタに困らない最強のアイデア

ただ、問題は何を書くかだよね。

ブログを始めようとしているヤツが書くことや伝えたいことがないなんて、冷蔵庫カラッポなのに「ご馳走を振る舞うよ」って言ってるみたいだなぁ。違うか?

空っぽを満たすために自分の履歴書的なことや長所短所、趣味特技、成功例と失敗例などなど、自分の棚卸をして、ChatGPTに教えて考えてもらった。

そうしたら、趣味に書いた寺社巡りとか、金運スポットとかその辺を拾われた。やっぱそうなるよねぇ。

そうくると思ってたんですよ~。

でもさ、そんなに毎日ネタなくない?

寺社はしょっちゅう行けるもんじゃないし、そもそもネタを仕入れるところから大変じゃん。続く気がしない。たしか10年前はそれで長続きしなかったんだよ。

なんか「専門性」とか「強み」とか深いやつがあればいいけど、ない。ChatGPTに聞けばいいのか?

ん…?

そう考えた瞬間に、スイッチがカチッと入った。

このやりとりをネタにすればいいじゃん。

ブログの立ち上げからAIとの会話をネタにすればいいんだ。

これなら外にネタを探しに行かなくてもいいし、毎日やってることがそのまま記事になる!

AIと一緒に試行錯誤して、失敗したらそれも記事にして、成長もぜんぶ公開して、その過程そのものが価値になる。だってAIが全部やってくれるんだよね。こいつぁいいや。

そんなわけで、ついに枯れずに、しかも楽ができそうないいネタにたどり着いた。めでたし、めでたし?

最後の宣言:「1円」から「∞」へ

さて、ここまで読んでくれたあなたに、ちょっとだけ宣言しておきたい。

この挑戦、最初のゴールは—— 「1円」 だ。

いや、ほんとに1円なんだ。

だって、10年前はたった1円すら稼げなかった。

その私が、再びキーボードを叩いて、スマホをポチポチして、生成AIを相棒にして、1円を取りに行く。

これはもう、私にとっては富士山登るレベルの大冒険なんだ。

で、その1円を突破したら、次は 10円、100円、1000円。

そして1万円を突破したら、次は……

そう、かんつまの最終目標は ∞(無限大) !。

「いやいや、大きく出たなw」と思うかもしれないけど、

私は本気で言ってる。上限を決めない挑戦をしたいんだ。

だってどうせやるなら夢の天井外したほうが楽しいじゃん。

このブログは、その挑戦のすべてを記録していく。

AIとの会話も、成功も、失敗も、迷走も、ぜんぶ丸ごと公開する。

言うなればこれは、57歳から始める「実録・生成AIで生活費を生成するまで」のドキュメンタリーだ。

「遅すぎる」「今更」なんて思わない。いや、頭をよぎったから書いたんだけどね。

むしろこの年齢だからこそ、腹を括って楽しむつもりだ。

この挑戦をのんびりと、楽しく続けて行きたい。

だからあなたには、こうお願いしたい。

どうか、この挑戦を笑って、呆れて、温かく見守ってほしい。

—— 始めよう。

1円から∞へ。

「老眼世代の星」かんつまのゆる〜い再挑戦、ここからスタート‼︎

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